たまにはベタベタのクラシックロックの話させておくれ(笑)。
オジー・オズボーンと共にノクスビル(テネシー)で彼の人生最後のショーを演じた後に、Randy Rhoadsは1982年3月19日に飛行機墜落事故で亡くなりました。享年25歳・・・。
ランディはオジーと共にわずか2枚のスタジオアルバムしかリリーズしませんでしたが、全くの無名の彼の登場は衝撃的でした。オジーのオーディションにやってきて、古いギターアンプをセッティングした瞬間、音も聞かずにオジーが「僕は君に決めたよ」という話はあまりにも有名です。
彼の2枚のアルバム、オジー・オズボーンのファースト「ブリザード・オブ・オズ」、セカンド「ダイアリー・オブ・マッドマン」をぜひ聴いてください。彼の悲劇的なストーリー抜きでも歴史的な名盤です。
ランディの魅力は・・・
1.若くてルックスが良かった
2.クラシカルでどこかもの悲しい様式美と時に火のような狂ったプレーが良かった
3.オジーの悪魔とランディの天使という図式がわかりやすかった
4.若くしての飛行機事故での死亡、このあまりの突然の悲劇性が神話として語り継がれるようになった・・・
同時期にデビューしたエディ・バンヘイレンや後に席巻するイングウェイなど、彼よりも上手いギタリストは大勢いますが、個人的にはついに完成されることのなかった懸命さが感じられる未完のプレーが魅力でした。そうそう、彼は小児麻痺を病んでいましたが、ひたすら真摯な生活態度でも有名で、いつも練習ばかりしていてドラックや女遊びには無縁の(まさに)天使でした。事故後のオジー・オズボーンはしばらく抜け殻のようで長い間ランディ在籍時のライブ盤は封印されていましたが、5年が経過して、相次ぐ海賊版対策としてついにランディ在籍時のライブ盤が発売されました。今狂ったように聴いていますが、これがもう・・・。